吸収と表現の毎日

人生の余白を文字と旅で埋めていきたい

シンガポール旅行記.

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今年3カ国目の東南アジアは、こどもと二人でぶらりシンガポールに行ってきた。

子連れとはいえ、もう6歳だし、1人だけだし、本人は飛行機と映画が大好きな上にわりと自立しているので移動自体は何の苦も無いふたり旅。

米朝会議直前のシンガポールは、ニュースで放映されるような緊張感は全くなくみんな穏やかに暮らしていた。乾季だけあって過ごしやすいものの、歩いているだけでじわっと汗ばむ気候。あらゆる場所にプールや水遊び場があって、ジャブジャブと毎日心置きなく水遊びができてこどもは天国。他方で、水資源が不足してマレーシアから輸入しているというのだから皮肉。

今回の旅、シンガポールに4年近く暮らす従姉家族がいよいよ別の国に引っ越しとなり駆け込みトリップだった。引っ越し準備のバタつくタイミングに伺って良いのか悩んだもののパワフルな従姉に甘える形でステイ。泊めてもらえるだけでも、嬉し有難しなのに旅のプランをコーディネートし、クルマであちらこちらに連れて行ってくれて、おすすめスポットや流行りのお土産まで細かく教えてくれ、しまいにはお洗濯まで・・・。

親子一同、南方に向いて深く一礼。

現地のスクール、ナイトサファリ、プール、世界遺産認定されたBotanical garden、Gardens by the bay、Little India、Children's Festival: Small Big Dreamers at National Gallery Singapore、遊覧船、マーライオン公園、屋台、などなどいろいろなところにいけた3日間。

屋台の並びの向かいには公園があり、こどもたちはあっという間に色んな言語で話しながら友達になって、みんなで何かにぐるぐる回りながら乗っている。それをビール片手に見守る従姉と私。これこそが平和。首相か、村長か、そんな感じのみなさん、日本にもこんな場所、作りませんか。神戸の中華街に少しだけ似た世界観の場所があるので、あそこでぜひ、とか思ったりする。たわごとです。

2日目の夜、突然声をかけた現地在住の中高の同級生がフットワーク軽くチリクラブと遊覧船観光に連れて行ってくれて、初めて会ったとは思えないスピード感で私のこどもは彼女に懐き、膝枕で寝た。ちょうど船がマーライオンの目の前を、というところで寝た。私の同級生に遠慮なく汗をべっとりつけて寝た。シンガポールの旅行事情に詳しい彼女から色々な解説を聞きながら眺める夜景は、美しいだけではない面白さを私に与えてくれた。重ね重ね感謝です。

3日目の夜に乗り込んだリトルインディアは、道が満員電車のようにインドの方々で溢れていて、左右前後からインドの香りがぶわーっと。日に焼けて顔の作り的にもさほどそこに違和感のなくなっているこどもを見失わないように手を引いて波にもまれる。歩きながらこどもに「日本だと、ママはインド人に似ていると言われているけど、ホンモノは全然ちがうね!」と言われる。私も同じことを思ったが、やはり私の曽祖父はガンジーにそっくりであると再確信。リトルインディアという駅の券売機で、手持ちの紙幣がうまくワークせずに困っていたらインドの方々がわらわらと集まって、みんなで知恵を出し合ってヘルプしてくれようとする。最終的には、まっとうに駅員室に行くわけなんだが、このわらわらとした感じが楽しかった。

人生初のシンガポール
ほんとうは仕事で関わっていた昨年行きたかったけれど行きそびれてやっと行けた。そこは香港に少し似ていて、気張らず、緩やかに楽しめる国だった。今度は、マレーシアにも足を伸ばしたい。

今年は、あと何か国行けるかな。
そして、そろそろ香港に帰りたいな。