吸収と表現の毎日

人生の余白を文字と旅で埋めていきたい

冬は過去に吸い込まれ春が押し寄せる.

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季節の変わり目は、ヒトとしてうずく。特に春が訪れるときの遠慮のなさ、秋は「気付いたかな?」ぐらいの訪れ方なのに春は無邪気にわっと押し寄せる。花粉を連れて。

なかなか認めたくはない現実として、いつからか春が近づくと目がかゆく、鼻水に思考を支配され、それを放置すると喘息を発症する体質に。資料作成しているうちに目をごしごしと触っていてトイレに行ったら鏡にパンダを発見。

2月が終わり、今年ももう1/6が終了。
2月は旅の要素が足りなくて近場へのショートトリップのみ、3月はもう少し思い切った行動が要される。読書は10冊と物足りない感じもするけれど、これまでと選書傾向を変えているので仕方ないのか、リュックに3冊入れておく癖が治らず昨日に至ってはコートのポッケにまで1冊加えるという病状。これが確実にこどもに遺伝していて、先日出掛け先でこどものかばんが異様に重く、中身を覗いたら本が3冊。夜は夜で眠りについたはずの暗いこども部屋から23時頃、物音がするので家政婦ばりの覗きを働いたら暗闇のなかで廊下から漏れる一縷の光をうまく活用して読書していた。

肩と目を悪くしますよ。

そして、会食多めだったけれど数年越しの約束や新しい出会い含め充実していた2月。旧正月というのもあり春節お祝いモードだったのかもしれない。外国語学習は日々こつこつ自分を戒め快感域に突入、このまま持続できるかどうかが結果につながる。そんなことはとうのむかしからわかっているはずなのに。ランニングは花粉発生により離脱、3月はジムという無機質な倉庫で真夜中のハムスターと化するべきか。芸術鑑賞は静的なものが多かった、春は動的なものを求めたい。4月の会食予定がカレンダーに溢れ始め、お祝い事の予定も多く、我が家のワンダーフォーゲル部員を筆頭に家族登山の開始を予定。だからこそ3月は自分のなかにいろんなものをインプットしたい。家の中をもっと緑化したい、人間の存在がマイナーになるぐらい緑化し続けたい。

そういえば今日が終わる境目の一瞬に、閏年生まれの曾祖母の誕生日。私が14歳の冬に別れを告げたその人は圧倒的にアラブ系の顔をしていて笑ったときに笑い皺に吸い込まれるような魅力があり、厳しく慈悲深く、県民の母でした。ひ孫は20人程いたと思うけど恐らく面と向かって会話する機会に恵まれていたのは年齢的に私だけで、彼女が語ってくれたことをきちんと紡がなければならないとたまに思う。

まもなくひな祭り。今年の献立を思考しながら魚屋で蛤の様子を確認しよう。

*Writing BGM


Chick Corea & Hiromi  上原ひろみ&チックコリア
YouTubeは、こうゆうものが見れるからいいよね。