THE GREATEST SHOWMAN.
映画『グレイテスト・ショーマン』予告A
今年3本目は、序盤から震える、踊りたくなる、とんでもない映画。劇場で観なければと思っていたので、こども(5歳)にも「ミュージカルだから」と言って一緒に。
ネタバレになってしまうので詳しくは書かないけれど、昨年のラ・ラ・ランドしかり、また好きな映画が増えてしまった。1800年代に実在した興行師であるPhineas Taylor Barnumを題材としたミュージカル映画、最初から最後まで歌い踊り続ける。そして、多様性のテーマがこれでもかともりもり盛り込まれている。
物語の間に挟まれる家族や恋愛、時代背景の見せ方の量が絶妙。歌が始まって、ミュージカルとして場面全体が舞台化するシーンは、そこが劇場のときも、パブのときも緻密に構図が考えられていて、左右上下と空間を余らせることなく存分に魅せる。舞台をやっていた人間としてはたまらない空間演出に息をのむというよりどんどん前のめりになってしまった。例えば、踊る一群が足を交互に前に出しながら前進する振りを何度か使っているのだけど、手の振りを変える、踏み込みのステップを変える、カメラ位置を横に振って引きにしたりと飽きさせない。そして、「舞台」を舞台にした作品はどうしても空間的に人間の身長よりも高い場所は空白になりがちなのに、この映画にその空白はない。魅せる。
もう一度観たいなあ。次はノート取りながら観たい。
劇中歌もとても良くて帰宅後早速サントラの嵐に揉まれて過ごしている。
ちなみに劇場でエンドロール始まった瞬間のこどもの一言。
「わたし、これ、きにいったわ、とくにさいごすごくよかった」
予告編に合わせてもう少し映画を覗きたい方は、ぜひこちらも。
The Greatest Showman - This Is Me [Official Lyric Video]
*Writing BGM
Hugh Jackmanって歌も踊りも上手なのね。
※追記
La La LandとTHE GREATEST SHOWMANは音楽プロデューサが一緒。