吸収と表現の毎日

人生の余白を文字と旅で埋めていきたい

公転、ときどき自転.

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ひさかたぶりに大好きなスケートなどをしてみた。いろいろ選択肢はあったけれど、屋内よりは屋外、樹脂より氷、コンクリートジャングルよりポートタウンと思い横浜の赤レンガ倉庫まで。

最近はいろんな商業施設に趣向をこらした(だけど小さい)スケート場があり、選択肢が増えたなと思う。これまで行ったスケート場で一番キラリとした思い出なのはやはりニューヨークか、あれはもう映画の一シーンのような作りだった。恵比寿ガーデンプレイスのそれはなかなかよいベニューだけど、樹脂製なのが唆られない。それにしても、借り物の靴というのはいつ履いても不安定なもので、靴の中で足が踊ってしまい、靴の中心に重心寄せることで体力の半分を使う気がする。

次第に慣れて、こどももひとりよろしく滑っていたので、俯瞰して人々の様子を眺めるとまるで公転のよう。赤レンガ倉庫の広場にぽつねんと設置された小さな箱の中でたくさんの人が同じ軌道を描いている。こんな時、にんげんってほんとうにかわいいいきものだなと思わずにはいられない。たまに自転している人もいて、私もついやりたくなり久しぶりにくるりとしてみた。何度かやるうちに二回転以上するにはそうか重心を上げないと靴に負荷がかかって回転が悪くなり体幹が持っていかれるなと思い出したりした。

腕の力で回転かけているうちは乱暴なものである。今年はもう一度くらい厚手の靴下を忘れずに履いて滑りに行こう、そしてそのときは10代のときのようにこわがらずに跳んでみようかな。