『採用基準』読了.
- 作者: 伊賀泰代
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2012/11/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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あ、この著者があの方なんですねという世の中の常識を知らない私ですが、新卒採用の季節だしと思って前から自宅にあったので、本棚から出して読んでみました。
正直、全体の内容は想像の範囲を超えない(だからこの手の本をいつも読まない)という感想もあるのだけど、大学を卒業し證券会社で働いてからMBA留学、帰国後マッキンゼーでコンサル職に就いたのち、採用側にいった著者が書いているという点で、面白いところもありました。
とにかく、リーダーシップの話です。
「地頭が良い」という日本の採用社会が大好きな言葉から数歩距離を置いて、この本ではとかくリーダーシップというものについて著者の経験をもとに少し生々しい話も含めて書いてあります。外資コンサル、外資金融を目指す、国内の「私でこの外資コンサル受かるかな」と思っている方が読んだら良いのでは、と思いました。
学生時代、「やりたいことをやる」「誘われたら断らない」「寝てる時間はどんどん潰して興味を満たすこと重視」で生き続けた私は、「明日から来れる?」と誘われたIT企業に翌日から入り浸ったり、夜中はずっとダンスをしていたり、でも午前中はなぜか短答試験を解いていたり、なかなか外資コンサルや金融に目を向けるタイミング無く、コミュニケーションワーイの世界にいましたが、今思えば面白い業界だなという印象です。でも、業界はどんどん入り混じっていくんですけれどね、これからのビジネス社会。
これからの社会人に幸あれと本当に願っています。