吸収と表現の毎日

人生の余白を文字と旅で埋めていきたい

香港国際マラソン.

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香港国際マラソンが開催されるとは知らずに行ってしまったので朝に尖沙咀をランニングしていてスタートに出くわしびっくり。

 何がすごいって広東語でまくし立てるスタート前のMCトーク。MCがヘーイと言えば地響きのようなウォー!という歓声がランナーたちから響く。もちろん日本でだってスポーツが盛り上がるのは知ってるんだけど、なんだろうこの大陸の異様な熱量。惚れる。

スタート地点は香港の九龍側で、ゴール地点が海を渡った香港島側にあったのだけど、数時間後に用事があって香港島側に行ったら、戦意喪失したランナーたちがほぼ歩いていて、え?ウォーキング大会?という感じ、しかもすごい数。一応「加油!」と応援してみたりすると、笑顔で手を振ってくれるんだけど、そのおじちゃん、いかにも広東親父の寝間着姿にゼッケンがついているだけの容姿。そんなところも面白い。朝のあの熱量なんだったんだよ!と。

一本大通りを越えたらそこではモーターフェスが、さらに一本向こうの道ではフィリピンフェスタが開かれてフィリピーナ達が鼓笛隊を携えて大行進しているし、と。この街は相変わらずカオスな状態で、そうゆう様子を見ていたらなんだか小さいことでくよくよ悩んでいたこととかなんだったんだろうと笑けてきた。もっとカオスに生きればいいじゃないか。

ランニングなんて、感情を「無」に設定したり、カロリー消費のためにしか目的を持たなかったけど、なんだか国際マラソンに興味が湧いちゃった。母国の熱量の魔法かな。いや、でも、42kmはごめんなさい・・・