吸収と表現の毎日

人生の余白を文字と旅で埋めていきたい

『決算書を読む技術』読了.

ビジネス基礎体力が身につく 決算書を読む技術

ビジネス基礎体力が身につく 決算書を読む技術

 

財務諸表で遊べるおとなになりたくて、財務諸表を読みこなす的な本を買ったらちんぷんかんぷんだった。という、凹んだ吐露をして、一足先にこの手に詳しくなっていた人に選んだもらった一冊。

西海岸発の企業に勤めるザ・才色兼備な友人はP/Lで遊んだりするという。友人たちと適当に数社分、HPから印刷してきて社名がわからないようにし、バババっと並べてP/Lだけ見て社名をあてっこするのだという。何、その、萌える遊び。

私もそうゆう遊び方がしたいです(←背伸び)。
大人の遊びというのは日々の鍛錬と知的好奇心によって、終わりなく面白く育まれるものだと痛感。スクラブルで強くなるために英英辞書を抱え込んで通学していた頃のように、次は財務系の書籍に溺れる日々が来ているのです。

この本は、見開きの左側が図解、右側が少なめの説明文といった構成で、まあまずわからないファー(←欠伸)みたいなことがなく、そして今自分が何の説明を読んでいるのか行方不明になることもなく、この手の学習においてエントリー書として強くお薦めできます。
まあほんとに今まで会社で受けた財務の授業や、確か大学1年生の教養で取った会計講座やらで何を勉強していたのかというくらい人間というのは主体的になっているときとそうでないときで情報の獲得に差が出るということを改めて感じ、かといって過去を否定するつもりもなく、今なんだなと感じた次第。今は凄く面白く感じる。CCCって蔦屋じゃないんだ!とか。あ、キャッシュ・コンバージョン・サイクルのことです。

この本の終わりに、この本を読んで何もしないとやがて忘れてしまうだけ、書いてある内容を実行したら自分の血肉となると図解されていたので、次は決算書を図式化と分析する練習に入ろうと思います。大学時代、結構勉強していた方だと思うのだけど分野が公法に偏っていたこともあり、世の中を知るっていくら時間があっても足りないと思うのでした。