吸収と表現の毎日

人生の余白を文字と旅で埋めていきたい

『落語名作200席(下)』読了.

 

昨年、上下巻ともに買うたのに下巻を読まずに熟成させてしまっていたので、熱い風呂のなかで肩まで浸かって茹蛸になりながらぺろりぺろりとめくって読んでみた。

上下巻の分け方は五十音順で、下巻は<た~わ行>。私の好きな演題は上巻に集まっているものの、<垂乳根>はやはり面白い、寄席の前座噺とされることが多いというけど、これはぜひ長い演目にしてじっくりも聞いてみたい。
先日、落語好きの友人とチャットしているときに<死神>の話になって、互いが知っている下げが違って面白かった。面白い部分を明かしちゃうとネタバレなので秘密。落語のなかでは、死や病気もよく扱われていて、かつ笑いに昇華できるところがすごくいいよねという話をした。まさにエンターテインメント。こどもがいるから土日は浅草に行くけども、今年は、平日夜の寄席にぷらっとひとりでも行ってみるかな。

おととしの年末に博品館の上のホールで聴いて腹がよじれたのはこちら。
まあ、生で聴くには到底及ばないんだけど高齢化社会を笑いに変えている。


桂三枝 「背なで老いてる唐獅子牡丹」